【ピク統記】ディグルグディ【青銅の世代】

夜明けの白米

◆今期もピクシブ神統記様に参加させて頂きます。

◆名前:ディグルグディ
 司るもの:オルゴールと水子の魂

◆父神:セーガヴァグス様【illust/39627213
 「やさしいやさしいお父様!たまにはお母様と雪山でゆっくりしてね?」
 母神:トゥールディア【illust/39523280
 「地面に直接座るなんてはしたない…!もっと上品になさって!あぁああ!もうっこんなところで寝ないでよ!もうっ」
 姉妹神:トゥーティテイニア様【illust/40374590

◆神話
 春の女神が輪廻と再会の男神に自身の歌と桜と雪の結晶を入れた箱を贈った。
 「私があなたの傍にいられないときは、この箱を開けて私の歌を聴いて下さいね」
 男神は、魂を送り届ける合間に箱を開け、女神の歌と雪のきらめき、春の花に瞳をやさしそうにゆるめた。
 
 ある晩のこと、ひとりの赤子が流産で亡くなった。
 小さな赤子の魂は、弱々しい光で闇にまぎれて男神の糸をすり抜けていく。
 困り果てた男神の横で、ひとりでにオルゴールの箱が歌いだした。
 春の女神によく似た透き通ったオルゴールの音に誘われたかのように、赤子の魂がするりと箱の中に入っていった。
 そして、箱の傍らから闇をまとって女神があらわれた。
 
 オルゴールと水子の魂を司る女神はこうして誕生した。
 
◆生まれる前に死んでしまった赤子の魂を胸に抱いたオルゴールの箱にしまい、来世への旅路へ送り出す女神。
 オルゴールが歌うと、彼女のドレスの五線譜に光り輝く音符が現れ、水子の魂に安らぎを与える。
 髪の先は夜の闇に融けており、正確な長さは分からない。
 
 人間の間では、「生まれる前の赤子を連れ去るおそろしい流産の神」だと実しやかに囁かれている。
 そのためすっかりひねくれた性格になり、母神の雪山のひとつに青い桜の園をつくって引きこもっている。
 人間が迷いこんで来たら、オルゴールの箱に暴言を吐かせ、追い返す。

 大人の姿と少女の姿を使い分ける世渡り上手で、甘え上手。
 独占欲が強いが、その分愛情深い。

 「人間は嫌いだけど…無垢な赤ん坊の魂は大切よ。だから彼らのために疎まれようと与えられた使命はきちんと果たすわ」
 「こんな雪山で遭難たぁーとんだ阿保だなっ!!!さっさと俺様の花園から出ていきやがれ!薄汚い人間が!!!」


◆今まで婚姻をしてくださった皆様…!本当にありがとうございました…!

◆素敵なご縁をいただき、婚姻いたしました…!ありがとうございます!
宝箱を司るプレシャス様【illust/40125305

「宝箱の中には素敵なものがいっぱいなのね…!
 でも…私の欲しいものは、宝箱の外にあるの…ねぇそれが何かわかるかしら…?プレシャス様…?」

「まぁーた人間に宝を与えたのか?まったく…!人間なんかほっとけばいいのによう!お前は俺様だけ見てればいいんだよ!!」
 
 

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2013-12-01 06:06:09 +0000