自分の無力に打ちひしがれた。手に届かなかった命に涙した。けれども、まだ終わりではない。…終わってはいけない。彼の人の風の加護【illust/3948324】を身に付け見上げた空。ふと、歌声が聞こえた。優しく淡く広がる歌声。胸に、熱い何かが広がる。 「そうだ。……それでもまだ、僕は生きている。まだ、走る事ができる。戦う事ができる。……だから……目を背けちゃ、いけない」 風が青年の頬を優しく撫でた。 /これの前【illust/3973363】・リュクレースの歌【illust/3949150】・素敵企画元様【illust/3520600】
2009-04-23 14:59:39 +0000