短時間挑戦 1959

ポテトサラダ

 *さて、本日の短時間挑戦も引き続きお車で御座います。
 御覧の通り特異な吸気口を多数持つ独特の一台。
 シルエットとしては其処迄特異でもないのですが、結局お時間は29分と言う結果に。

 *本日のお車はアストンマーティン社のV12ヴァンテージSで御座います。
 5935ccV型12気筒エンジン搭載のモンスター。
 最高出力573ps/6750rpmで最大トルク63.2kgm/5750rpmを誇っております。
 0から100キロまでを3.9秒で加速し、最高速度330キロをたたき出します。

 カスタムモデルに近しい代物で、ヴァンテージと申すお車にヴァンキッシュと申すお車のエンジンを搭載した無茶なお車。
 どう無茶なのかと申しますと、このエンジンを載せたお車よりも14㎝も短い上に74㎏も軽い車体に同じエンジンを搭載しております。
 軽いと言うだけでもこの数値は無茶な物で、ほぼ性能テストのコンセプトカー並みの減量。
 その上14㎝も短いと言う事も車体バランスを大きく変えるほどで御座います。
 同社を以てして、アストンマーティン史上最も獰猛なモデルと言わしめるほど。
 ちなみに、2009年に搭乗したV12ヴァンテージの後継機に当たります。
 そして、上記の加速などの性能はレーシングカーと限定生産スーパーカーであるOne-77を除くアストンマーティン史上最も速い代物と言うことだそうです。

 このモンスターにはこれ迄ミッションしかなかったそうなのですが、今回からオートマティックまで用意されたのだとか。
 間違って軽く踏み込むだけで100キロをたたき出してしまうのですから恐ろしゅう御座います。
 競技用車両のギアボックスをロードユース仕様に改良したと申すのですが、こんなお化けを公道に走らせようというのが又。
 3タイプを切り替えることが可能で、これにより足回りの設定だけではなく、ハンドルのアシストも2段階変化するそうです。
 このハンドリングが変わるというのはこれ迄見てきた様々なお車には存在しなかったシステムですねぇ。

 更に最近の電子制御カーらしく、ボタン一つで動力に関する様々なタイミングやスピードを変えて好みに設定できるのだそうです。
 上記のタイプと組み合わせることで相当なカスタマイズを行えるという点で融通の利くマシンと成っているご様子。
 先代よりも進化させた後継機と言う事で吸気口も変更し、冷却能力の強化。
 ホイールも一本当たり1キロの軽量化になっているのだそうです。
 先代よりも出力やトルクが車一台分強化されていて尚軽量化を行う。
 よく使う言葉になってしまいましたが、本当に空でも飛ぶおつもりなのかしらねぇ。

 ちなみに、ドアは少しだけ斜めに跳ね上がって開くのだそうです。
 内装は素材や仕上げ、カラーリングを好みに合わせて注文可能。
 此処迄のお車なのですが、お値段は2240万円とスーパーカーの世界では平均よりも少しお安いほど。
 先代よりも16万円ほどしか変わらないのに軽自動車一台分の能力向上などと言った事をやってのけるのですから凄まじい物で御座います。
 新作発表されたヴェイロンなどは3億から引いた方が早いのですからこのお車がどれ程リーズナブルかというのがご理解頂けるかと。
 とても現実的なこのお値段でこれ程のモンスター。
 確かに6000cc越えはしておりませんが日本国内では十分化け物で、買いの一台と成るでしょうねぇ。

 *本日の搭乗者さんはやはり獰猛な一台と銘打たれておりますし、一見して獰猛、その反面面倒見の良い姐御である力の鬼さんで御座います。
 普段から気を遣わないと様々な物さえ破壊してしまう力の持ち主である鬼さん。
 羽毛を握ることも卵を片手で器用に割ることも出来ますが、それでも気を遣うことには変わり有りません。
 勝負事が大好きで、自身の腕力を使わない物であってもついつい首を突っ込んでしまう解り易い性格。
 当然、勝敗が完全に解るレースごっこは大好きで御座います。
 唯、やはり興奮しきって力むと乗り物を簡単に壊してしまうのでその点でとても注意を払っております。
 そして、今回新しく物色して見つけたのがこちら。
 小型軽量でありながらその中に積んでいるエンジンはモンスタークラス。
 下手な乗り方をすれば暴れ馬の如く危険な代物であるというのがとても気に入った鬼さん。
 早速カッパさんが幻想郷仕様に改造したこのじゃじゃ馬でレースごっこに参戦するのでした。

#sketch#line art#female#V12#ヴァンテージS

2013-11-11 11:42:05 +0000