企画元【illust/363424】【セレネス・ヒュアワ】彼女は元々シルヴァリアの霧の森に住んでいたエルフである。が、持ち前の方向音痴が災いし、首都へ向かうつもりがアンザールとアイゼルンの戦場に迷い込んでしまった。アンザールの魔法兵器に押し潰されそうになった瞬間、たまたまそこを通りかかったマクシミリアンがその魔法兵器を木っ端微塵に。「マクシミリアン様……」一目惚れである。彼女は国を捨て、森を捨て、アイゼルンの下に馳せ参ずるのであった。しかしエルフの彼女、攻撃魔法はからっきしである。そこで誰でも闇魔術が使える魔の杖を手に入れるが、これは術者の精神力を蝕むものである。「マクシミリアン様……相変わらず素敵な戦いぶり……。今晩のキャンプのお食事を作って差し上げたいわ……。でも彼って何が好きなのかしら?お肉?お魚?……意外と野菜が好きかも知れないわ。健康に気を使わなきゃ、部下にも示しがつかないもの。『マクシミリアン様、お食事になさいます?お風呂になさいます?……それとも……』あぁっ、ダメですわ、マクシミリアン様っ!」底知れぬ妄想力は、古代より伝わる魔の杖でさえ、その力を削ぐ事は出来ないのであった。司令官「おい、何ボサッとしてるんだ!さっさとしろ!」セレネス「攻撃は貴方の担当でしょう、早くなさい。燃えないゴミに出すわよ」杖「もう嫌この持ち主!」
2008-02-02 13:39:12 +0000