『おんや、あれはルーミアか』
街角でなにやら不思議な踊りを踊るルーミアを見掛け近寄っていく
どうやら知り合いか、他の女の子と一緒らしく、話しかけるのを一瞬躊躇ったが
『あ・・・』
「あ・・・」
俺と女の子が目が合った瞬間固まる
すぐ様お互い視線を外し、どぎまぎ赤くなってしまう
(くうぅぅ、アリスだ・・・可愛すぎて直視出来ねえ!!)
アリスもアリスでなんだかうつむき加減でくるくる髪を弄りだす
お互い夢の中無言のまま永遠に時が流れるのかと思われたが
「ちょおおおおおおっぷうううう!!!」
と、俺の頭に衝撃が走り現実世界へと連れ戻される
『いってええええ!!!??』
「!?」
アリスが目を丸くし驚く中俺は、かくや一発昇天KO確実な
強烈な衝撃に頭を抑え蹲る
一体何をされたのかそれはルーミアのチョップ
『お、おまえ・・・いきなり・・・』
「お兄ちゃんのバカーーーーー!私の日くらい私を見ろォォォォォ」
『いってええええ!!いたっいたい!!やめろ!やめてえええええええ』
直前まで能天気に不思議な踊りを踊っていた筈のルーミアが激昂しちょっぷを乱舞で放つ
『ぐあっぐげ!!ぐふっ、妖怪のチョップ地味に超いてえ!!!』
あまりの痛さに思わずアリスに助けを請うが・・・
「ご、ごめんなさい私のMP、ルーミアの不思議な踊りで0なの・・・」
『あの踊り伏線かよ!!!』
俺は意識が遠のく中、ルーミアの日にアリスを描くのはやめようと心に誓った
2013-10-07 14:58:54 +0000