1453年5月29日。ビザンツ帝国最後の日。聖ロマノス門を突破され万事休すの中、最後の皇帝(バシレフス)コンスタンディノス11世・ドラガシスが最後の突撃を敢行する。コンスタンディノス11世「いよいよ最後の時が来たようだ。朕は歴代皇帝の眠るこの街を死所と心得ている。主は我らの祈りを採り上げられず滅びを与えられた。これは全て我らの不信心故の事である。主に恨みを持つのは過ちぞ。この上は真のローマ人として我らの意気地を見せて散るのみ。皆、今日まで良く朕に従ってくれた。礼を言う。剣を取れる者は朕と共に最後の戦いに臨め。後の者は降服せよ。よもやトルコ人も投降してきた者を無下には殺すまい。では、皆の者、さらばだ」
※歴史的にみてコンスタンディノス11世の身に着けた甲冑は多分イタリア(おそらくミラノ)製だと思われますが、ビザンツ贔屓の身としては伝統的なビザンツ式の鎧をまとって最後の戦に臨んで欲しかったのでこのような表現を採りました。
2013-09-18 10:39:52 +0000