葵「ねーねー 大神さんってもしかして女の子!?」
さくら「そうだが・・」
葵「わー やっぱりそうなんだー!!すごくいい体してるもんね!ねーねー何やってるの!?空手!?柔道!?それとも書道?」
さくら「書道は関係ないと思うが・・」
葵「じゃ何のために体鍛えてるの?」
さくら「それは・・言えぬな」
葵「そうなんだ やっぱ まだ知り合って間もないんじゃ 無理だよね えへへー」
さくら「・・・(スキだらけだな こやつなら殺すのに三秒もかかるまい この我の手首よりも細い首など ちょっとひねれば簡単に折れるであろうな)」
葵「あ ちょっと動かないでねー」
さくら「・・・(これだけ殺気を放っているというのに 武の鍛錬もしていないというものはたわいもないものだ・・)」
葵「ほーら やっぱり似合うー!!」
さくら「・・・!?」
葵「やっぱりさくらちゃん似合うよー!!かわいいー!!絶対女子力高そうなんだもん!あ さくらちゃんって呼んでいいよね!?もう決めたから!」
さくら「さ、さくらちゃん!?・・あ、朝日奈よ なぜ我にそんなに構うのだ?」
葵「何で?もう私決めちゃったから さくらちゃんとお友達になるって!いいでしょ!?」
さくら「友達か・・・久しく忘れていた言葉だ・・(ふっ・・一体我は何をやっている?黒幕に操られて憎くもない人間を殺そうなどとは・・・我も落ちたものだ 朝比奈に比べ 我は何という臆病者なのだ!!こんなことのために辛い修行をしてきたわけではないというのに!!・・・)」
葵「ねえ さくらちゃん 悩み事でもあるの?」
さくら「な、悩み事など・・ない!」
葵「そう ま いきなり会ったばかりで そこまで話すのは無理だよね でも無理しないでね 悩み事があるなら私何でも聞くからさ! 私よく人から『お前 悩みなんてないだろ!?』って言われるんだけど そんなことないよ 私だって悲しんだりするときだってあるのに・・だからうわべだけで人を決め付けるのはよくないって思うんだ!さくらちゃんとは本当にいいお友達になれそうな気がしたんだ!!いや絶対そうなるよ だからこれからよろしくね!さくらちゃん!ここから出たら一緒にショッピングやドーナッツバイキング食べに行こうね!約束だよ!!」
さくら「・・・うむ!(おそらく その夢はかなうまい だが 朝日奈よ おぬしだけは 我の命に代えても必ず生き残らせよう 我を初めて信じてくれた友として!!)」
2013-09-13 14:35:38 +0000