ドイツと日本の37mm弾薬【ガールズ&パンツァーカメさんチーム】

たまや C101土曜東ア30a

38(t)の主砲3,7cm Kw.K.38(t)(※図中表記誤り)で用いられた37mm弾薬筒は、図示した①の演習用徹甲弾弾薬筒3,7cm Pzgr.patr.37(t)umg.の他、徹甲弾弾薬筒3,7cm Pzgr.patr.37(t)や、榴弾弾薬筒3,7cm Sprgr.Patr.34(t)などもあり、これらはいずれも3,7cm Pak37(t)とも共通で使用できた。
 次に、日本軍で用いられた37mm弾薬筒についてみると、
②の一式三十七粍戦車砲で用いられた弾薬筒は一式三十七粍砲でも共通で使用できた。しかしラインメタル社製の三十七粍砲を改修して採用したラ式三十七粍対戦車砲とは、薬莢の長さは同じであるにもかかわらず、若干形状を異にしていたので互換性は無い。
③は元々九四式三十七粍砲用として採用されたもので、当初は側面に縦書で「九四砲」と捺印したが、後に制定された九八式三十七粍戦車砲や一○○式三十七粍戦車砲でも共通で使用することになったので図のような捺印に改められた。
④は九四式三十七粍戦車砲で用いるもので、初期の戦車砲としても使用された狙撃砲と同じ薬莢長である。従って、この型の薬莢で主に大正期などの古い製造年刻印があるものは狙撃砲用として製造されたものである。
⑤は十一年式平射歩兵砲用であるが、薬莢には稀に昭和十九年製といった、異様に新しい製造年刻印のものが存在する。これは大戦末期に制定され、十一年式と同型の薬莢を使用した三十七粍航空機関砲ホ二○三用と考えられる。弾丸について古い順に見ると、十二年式榴弾は十一年式平射歩兵砲専用弾で戦車砲では用いないが、全備弾量0.650kg,全備弾薬筒量0.960kgで、1000mの距離で12mmのニッケルクロム鋼鈑(英国製A型戦車甲鈑)を、600mの距離で15mmのニッケルクロム鋼鈑(英国製Ⅷ号戦車甲鈑)を容易に貫通できる。名称こそ榴弾だが実際は破甲榴弾であった。九四式徹甲弾は各種37mm砲で広く使用された徹甲弾で、全備弾量0.700kg、九四式三十七粍砲での貫通限界は30mmが350m、25mmが800m、20mmが1000mまでとされる。一式徹甲弾は九四式徹甲弾の後継となった徹甲弾で、炸薬量が減らされ構造が強化されている。全備弾量は0.726kgである。他に一式徹甲弾と同じ弾薬筒長で無炸薬、全備弾量は0.710kgの四式徹甲弾もある。

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2013-08-01 14:59:38 +0000