■クラリスの右腕は機械鎧である。何故彼女は片腕を失ったのか…それは、彼女の両親と祖父が、首都レグルスブルグで「フンドシ専門店ルインクレス社㈲」を営んでいた過去に遡る。彼女はある日、工業用機織り機に腕を巻き込まれるという凄惨な事故に遭ってしまったのだ。孫を溺愛していた祖父は幼い彼女に汎用型機械義肢をプレゼントする。■それから数年、「フンドシ専門店ルインクレス社㈲」は不況の末倒産。祖父も寿命でこの世を去り憔悴した両親が褌で首を括ろうとしていたその時…。「待ってください!私が戦で名を上げれば、きっとまた会社を建て直す事が出来ます!だから!」両親は猛反対した。当然だ。有限会社とはいえ社長令嬢。戦場の血と鉄とは程遠い存在だ。しかし彼女の意志は固く、両親は説得を諦め、代わりに精一杯の援助として戦闘用機械鎧「大鋏・樹断」を贈り、旅立つ彼女を見送った…。そんな彼女が赤フン隊の存在を知る事になるまで、長い時間はかからなかった──。■と、大分長くなりましたが、ようやっとPF初参加です。では、設定関連後半に行く前に、スポンサー他関係者様方のご紹介。■企画主様→illust/3520600■赤フン隊隊長様→illust/3522858 ■では続き。■服→褌の快適さ、汎用性を伝える為の格好。あとお金が無い。正統ではない着用法をしているのは、世の女性へのアピール。本人は「褌のオサレな着こなし」だと思っている。■鎧→左右非対称なのは、貧乏だから。一式で買えなかった為、いわくつきの格安中古品を装用。怨念が憑いている。■ベレー→祖父の形見。■大鋏・樹断→オオバサミ・ジュダン。特殊合金製の為鉄より遥かに軽く、大気中のエネルギーを採り込む事に依って半永久的に稼動する。ウィンドラント領地外だと稼動不良を起こす。機械鎧の中でも高級品であり、主にコレの維持費で収入が消える。──褌はロマンだ!ファンタジーの花だ!
2009-04-01 07:38:58 +0000