第279弾は、ヨシツネ。(不確定は206番「スプリントメイルの男」)
かの源義経の怨霊で、アンデッド(霊体)の武士です。
鎌倉幕府を開いた頼朝の実弟であり、幼少の頃は牛若丸と呼ばれていました。
義経が歴史の表舞台で活躍したのは、22~31歳までのわずか9年間。劇的かつ短命な生涯を送ったことからか人々の噂に上ることも多く、彼にまつわる逸話は数多。
有名どころでは、五条大橋で刀狩りをしていた剛僧弁慶を鮮やかに一蹴してみせたり、平家との戦いでは少数の手勢を率いて断崖を駆け下り奇襲を成功させるなど、何かと神懸り的な内容が多いです。が、どうもこれらの義経像は後世による後付けで、ほぼフィクションであるとのこと。
じゃあ実際の義経はどうだったのかというと、周到な下準備と、合理的な戦術を駆使するタイプの戦略家だったそうです。
やっぱり強いじゃないか。
なお、絵のほうは源平討魔伝や月風魔伝のイメージで描いております。
怨霊渦巻く平安時代の地獄っぷりをビジュアル化した稀有なゲーム(他に類似作を見たことがありません)なので、知らない人は一度見ておくといいかも。
2013-06-25 11:02:22 +0000