【ぴくデュエ】パティシエールとドーナツと魔法使い【交流】

伊坂ケロ

登場人物

伊坂サイド
五十嵐薫里【illust/23686110
轟瀬奈【illust/26381866
天川来海【illust/29736150

ゲストサイド
鯨波さんの狛ちゃん【illust/24158096
千歳サバトさんのローザリーちゃん【illust/21778866

何か問題があれば、ご連絡お願いします。

以下、ストーリー

ここは決闘者による決闘者が決闘者の為に発展させたデュエル発展途上都市『遊都』
ここではデュエルによって様々な技術が発達し、デュエルを愛する決闘者であれば誰でも受け入れられ、日夜たくさんのデュエルが開始されている。
そんな中、この遊都でお茶会が開催されていた・・・

来「お待たせッス!来海オリジナルの創作ドーナツが完成したッスよ」
薫「わは~♪待ってました~♪」
狛「創作ドーナツ?」
薫「くーちゃんは決闘パティシエールを目指しているから、日々色んなお菓子を作っているんだよ」
瀬「それで来海さん、本日はどの様な工夫がされているんですの?」
来「よくぞ聞いてくれたッス!今回はかおりんの好きなメープルメロンパン、瀬奈ちんの好きなザッハトルテをそれぞれドーナツと合体させてみたんスよ。メロンパン風ドーナツはドーナツの上に別に焼いたクッキー生地を合わせて、メープルシロップを間に挟んでみたッス。んで、ザッハトルテ風ドーナツはドーナツの間にジャムを挟んで、それをチョコでコーティングしたんスよ」
薫「わ~♪流石くーちゃん♪」
瀬「誰にでも得意分野はある物ですわね」
来「あと、狛ぴーは来海のお菓子を食べてもらうのは初めてッスから、今回はプレーンシュガーのドーナツをご馳走するッス」
狛「ありがとう。今度は僕の好きな物とも合わせてくれると嬉しいな(狛ぴー・・・ねぇ・・・)」
来「任せるッス!んじゃ、来海は今からお代りのドーナツと、チョーイイスペシャルサイコーなお菓子を仕上げるッスから、皆先に食べててOKッスよ。無論、味の感想も聞かせてほしいッス」

スタスタスタ・・・

薫「じゃあ、さっそく出来立てを1個・・・(もきゅもきゅ)・・・美味しい~♪美味しいよくーちゃん♪」
来「・・・」
薫「あ、今仕上げるのに凄く集中してるからダメかぁ・・・」
瀬「後で本人の前で言えば問題ありませんわよ・・・(もぐもぐ)・・・流石来海さん、いい仕事をしますわね。このザッハトルテ風のドーナツ、美味ですわね」
狛「それなら普通のドーナツも美味しいんだろうね・・・(むぐむぐ)・・・美味しい!これ、本当に美味しいよ!」
薫「でしょ?良かったら私のメープルメロンパン風も食べてみる?」
瀬「こちらのザッハトルテ風も如何です?」
狛「え?良いの?じゃあ、僕のと2人のを1個ずつ交換するよ・・・今日は誘ってくれてありがと。それにしてもアレだね。こんな美味しい物を食べて行かないなんて、お兄ちゃんも勿体ない事をするなぁ」
瀬「確か豪さん達と一緒に、巨大ロボットを見に行くって言っていましたわ。男子はロボットとかヒーローとかそういうのが本当に好きですものね。私には理解できませんわ」
薫「豪君達も折角なら食べて行けば良かったのにね」
瀬(まぁ、豪さんは薫里さんと一緒の方が良かったと言ってはいましたけど・・・)
狛「お兄ちゃんが言っていたけど、そのロボットペンギンが動かしてるらしいよ?」
薫「ペンギンさんが動かしているロボット?それなら私も見てみたいな~」

カランカラン

?「あ、やっぱり透お姉ちゃんだ~」
狛「え?ロザリー!?如何してここに!?」
ロ「今日はプロ決闘者として、この街のプロ決闘者と交流試合をしに来たんだよ。透お姉ちゃんこそどうしてここに?」
狛「どうしてって・・・友達と一緒にお菓子を食べているんだけど・・・」
ロ「お菓子って、このドーナツの事?・・・(薫里のドーナツを摘み取る)」
薫「あ・・・」
ロ「・・・これすっごく美味しい~♪もっと食べても良いよね?勿論食べるけど」
瀬「ちょっと透さん!?何なんですのこの失礼な子は!?」
狛「う、うん。その子はローザリーって言うんだけど、昔知り合ったプロ決闘者なんだ。ちょっと自分勝手な所はあるけど、悪い子じゃないよ」
ロ「ロザリーって呼んでね」
瀬「悪い子じゃないって・・・薫里さんも黙ってないで、嫌なら嫌とハッキリ仰らないと全部食べられてしまいますわよ」
薫「うん・・・でも、くーちゃんがお代り作ってくれてるし、折角だからロザリーちゃんともお友達になりたいから、私は別に構わないよ」
瀬「全く、薫里さんのその前向きさには毎回呆れますわ・・・ですが、それでこそ薫里さんですわね」
狛「誰に対しても敵意を見せないのが凄いよね。僕、薫里が怒る所なんて想像がつかないよ」
薫「ねぇねぇロザリーちゃん、今日この街のプロ決闘者と交流試合しに来たって言ってたけど、白いドラゴンを使う決闘者と、氷の魔法使いを使う決闘者とはデュエルした?」
ロ「白いドラゴンに氷の魔法使いを使うプロ決闘者?・・・そう言えばそんなプロ決闘者と戦ったわ。かなり強くて苦戦したけど」
薫「その2人の決闘者、私の伯父さんとお母さんなんだよ」
ロ「へぇ・・・じゃあ、お姉ちゃんも強いの?」
瀬「いいえ、薫里さんはまだまだ詰めが甘い所がありますので、薫里さんのお母様とはレベルが違いますわよ」
狛「ていうか、薫里のお母さんってプロ決闘者だったの!?」
薫「うん、そうだよ。お母さんの名前は五十嵐雪乃。氷結界ってカードを使った綺麗なデュエルをするんだよ♪」
ロ「確かにあの氷の魔法は綺麗だったよ。うっとりするくらいにね」
薫「そっかぁ、お母さんも伯父さんも頑張ってるみたいで良かった。ところで、ロザリーちゃんはどんなカードを使うの?」
ロ「ロザリーのカード?ロザリーはねぇ・・・」
来「お待たせッス~!お代りのドーナツとチョーイイスペシャルサイコーなお菓子の完せ・・・って、お客さんが来てたんスか。仕上げるのに集中してて全然気づかなかったッスよ」
狛「でかっ!?何そのプリン凄く大きいよ!?」
薫「くーちゃんはプリンが大好きだから、作るプリンは特大サイズなんだよ。私の誕生日の時は牛乳プリンを作ってくれたんだよ」
来「味は保障するッス・・・で、そこのお嬢ちゃんは誰ッスか?」
ロ「ローザリーよ。よろしくね」
来「じゃあロザリンッスな。ささ、ここからは来海も混ざって楽しむッスよ~♪」

#ぴくデュエ#ぴくデュエ交流#描かせて頂きました

2013-06-22 02:00:32 +0000