さっそく枕の使い心地を試すべく、この古びた建物で夜を明かす事にした。
なんて気持ちいいんだろう。
この包み込まれるような感じがたまらない。
私はあっという間に眠りについた。
あまりにも寝心地がよかったせいか、目覚めたのは昼前だった。
外を見ると子供たちが遊んでいる。
寝ぼけ眼で子供達を眺めていると、一人の子供が私に声をかけてきた。
ブランコに乗るので後ろから押して欲しいらしい。
どうやら子供同士で押しても、それほどスリルを味わえないのが理由のようだ。
私は恐がらせてやろうと力一杯押してやった。
ところが恐がるどころか、キャッキャッキャッキャッ喜んでいる。
後ろには順番待ちの子供達。
この作業がひたすら日が暮れるまで続いた・・
ここでもう一泊する事になった。
私は誓った。
明日は必ず早起きしようと・・
2013-06-16 12:54:13 +0000