このパースはとてもとても難しかったです。まだまだ課題ですね。Change!!!!のジャケットで着てたワンピースのつもりです。さて、いろいろと大変ですが、がんばっていきましょう。[内閣府パブコメはこんな感じで送りました…ご参考になるかはわかりませんが]1、改正案の単純所持罰は嫌疑見当の過程が不透明で、冤罪や別件逮捕の危険性が高い。「性的興奮を満たすため」か否かの判断は内心、つまり起訴事実のカギは自白になる。可視化に関する警察庁の従前の主張からは、日本の警察がなお組織的に自白偏重の取調に固執しているのは明らかだ。無実を内心のみに基づくことも不能だから被疑者側が従前の取調から供述を防御し続けることは非常に困難で、これは推定無罪原則を堅持する近代司法と相容れない。こうした冤罪の危険から、創作物やフィクションなど被害者の存在しないものを条文で明確に除外した先の民主党案を支持する。
2、他に優先すべき課題がある。「創作物の影響」などは既に度々の科学的調査で否定され続けている。さらに予算・人員を割いてこれを追加調査するよりも、それを実在被害者支援に充て、或いは立法以来条文がありながら等閑になったままの実在被害や被害者支援の不足の状況の調査報告に政府資源を活かすべき。
3「国民運動」の偏り。既に科学的調査が創作物等メディアの影響を否定したにも拘わらずマンガやオタク層への排斥論ばかりが強化されている。加えて、現行禁止法被疑者の担当弁護士に弁護を放棄するよう「人権」団体から社会的圧力がかかった旨聞いている。こうした嫌悪の文化的文脈が形成されていて、そこに載った線引き、闘争的排除論ばかりが繰り返され、実在被害者救済や科学的根拠に基づいた冷静で現実的対策な議論が無視され続けていること。これは原始信仰や禁酒運動のような(人智や合理性が及ばなかったがゆえに)被害者以外の心の対処を優先した民俗宗教に共通の動きである。これを近代の行政が進んで主導さえしようとするのは理解に苦しむ。今までの政府や関連公益組織のイデオロギーや文化洗浄に偏った「国民啓蒙」が却って保護法益を曲解させ民主的議論や司法制度に重大な歪みを生じさせつつあることを重く受け止め、禁止法の保護法益が明確に実在被害者救済であることを示して、実務に努める主務官庁を厚労省に定めるべき。 [おわり]
2013-06-07 15:56:34 +0000