このお寺よりさらに山を登ったところに、捨身ヶ嶽(しゃしんがたけ)と言う断崖絶壁があります。その昔、弘法大師が7歳の時(幼名は真魚)、「自分は仏門に入って多くの人を救いたい。もしこの願いが叶うなら釈迦如来よ、現れたまえ。叶わぬならこの身を捧げて諸仏に供養するつもりだ」と言って、その崖から谷底へ身を投じたそうです。すると、釈迦如来と天女が現れ、大師を抱きとめて「一生成仏」の宣を授けたと言います。願いが聞き入れられた大師は、その後、釈迦如来を刻んで本尊とし、出釈迦寺を開いたそうです。お大師さんはすごいですね。自分はそこまで行く根性はなかったですが・・・ [2007年8月22日お遍路50日目]
2009-03-22 04:10:33 +0000