道中さまざまな敵との邂逅に大分疲弊の色濃くした頃
新たな階層が見えてきた頃にふと大きな交戦の音を聴く。
思わず目線を其方へと向ければ
彼【illust/35302360】の膨大な力により破壊される遺物、散っていく瓦礫の中に見知った顔を見つけ手を伸ばした。
「早く!こっちへ!」
召喚獣の上、吼えた娘。交わした手を引き上げる。
ぽっかりと空いた階層の一部、眼下には漆黒がうごめいていた。
「ご指示を。あなたの望むように動きます。」
吐いた言葉は短かった。額に赤いきらめき一対をたたえる彼へ、いつになく真剣に
その力、物を喚び招の術、全てを一言で委ねるよう
「あの時【illust/34895624】お世話になりましたから」
最後にこう吐き捨てて、そして破顔した。
「で、えへへ なんでしたっけ? キミヲ?シアワセニ?」
「!!まさかきいて いやっ それは」
「イッショウ キミヲ シアワセニ シテミセルヨー」
「っ う うるさいぞ!」
「♪」
「くっこらニコニコするな!」
枳殻丸さん支援に!【illust/34167322】
同場所である事、イベントの特性上を加味し赤錆びた階層として投稿します。
非公式イベント:暗雲立ち込め来たる悪魔の王【illust/35302360】
2013-05-03 13:20:20 +0000