雨と煙の中に敵の姿が溶けたかと感じた次の瞬間、切先にずしりと重みが生じた。「稽古をつけにきた訳ではないのだけれどね。退き時のようだし、まぁいいわ。お嬢さん、ひとつ覚えておきなさい。戦の場で自分より強い敵に会ったら、それは死ぬ時なのよ。」舐めた真似を!と斬り上げた空間はすでに霞が漂うばかりで、ヴァニーユは相手に逃げられたことを悟った。 ■お借りしました ヴァニーユ【illust/34430211】 すみません、やられ役にしちゃいましたクロム【illust/34997296】 ■盛大に遅刻だけど気にしない。 上から目線【illust/34630249】
2013-04-19 16:13:01 +0000