凍てつく大地の奥地に芽吹いた楽園
揺れる花と鳥たちの囀りが宴のように木魂し春を彩る。
されど季節が移り変わるように、時は永遠などではない。
人の欲とは残酷な叙事詩だ、侵略の火は大地は焦がし、北風が春を眠りの果てにさらう。
あれから幾年が過ぎただろうか…冷たき大地の寂びれた雪原になれはて騎士は、眠りの覚めた春を待つ。
■ハルドゥーレ【Haldoore】
「奪い失い幾度繰り返せどとまることなく、人は欲望飲まれこまれてゆく終わりに何を望む」
デザイン補足【http://piyotuna.tumblr.com/post/47960306018/pfnw】
一人称:我・私わたし 二人称:お主・貴様・総称
知恵を主食とし人間から同族の竜も食らう知恵食らいの竜。
氷雪の大地にある、とある花園の守護竜であったが、護る間もなく戦火により焼失してしまう。
花たちの呪いによって自身流れる血は花弁となり零れ、
触れた骸には花が咲き揺れる。
知識高いが思慮深く、信頼を持たない他者に対しては冷酷。
年老いた口調で話すが、知恵を食らうほど若さをもつ。
蝕む茨(のろい)しばられつつ冬の眠りを覚ます術を探す。
竜の知識を借りるには、それ同様の知恵を貸さなければならない、さもなけば牙が貴方のすべてに食らいつくであろう…
❀企画元【illust/33956297】第三章【illust/34896670】
ニンゲンモドラゴンモマルカジリ!
2013-04-14 16:37:43 +0000