異世界の塔をどれ程進んだろうか…
数多の罠を抜けた先に一箇所テラス状に塔よりせり出した場所があり
冒険者達に寸暇の休息を与えていた。
その中には見知った顔もいくつかある。
あの水妖の巡礼者も。
もう三度になるだろう環螺識風を持ちかけられる。
■共鳴の金織布
チルーが道中で作り上げた黄金色の織布。
前回のヒナヤタの身代わり人形illust/34640055の技術を応用しており
触れたもの同士を同調させる効果を持つ。
その効果は酷く漠然としており、体力や法力を分け与えるなど具体的な効力の他、
精神的な感情を共有するなどの効果ももつ。
その効果は触れるもの同士が願ったもの次第である
作り出した彼女自身、この布は先の路上で聞いた吟遊詩人の歌の如く、芸術や言霊、また人同士の繋がりの力が顕在化したものと考える。
その性質上二人以上の人がいなければ効果はない。
異世界の塔は天に触れるほど高い。
故に空気も薄く過酷な場所だ。
チルー自身は山岳民族。このような環境には慣れている。
この織布を使えばしばしの間は他の冒険者の荷を軽くすることくらいは出来るだろう。
「共鳴の金織布」はラートルさんillust/34128205に渡りました!
■お借りしました
松銀illust/34119254
アメノillust/34119379
ヒマリ=グランティヴナillust/34119246
ムツキ・カナメillust/34118619
自キャラillust/34120674
2013-04-13 16:06:56 +0000