怒らないで聞いて欲しい。

HEY

08式もち様の臼娘さんillust/34891810を塗らせて頂きました◆都合で母の田舎に越してきたオレ。その歓迎会の席で会った、母の親友の娘であり、目下交際中の同じ高校に通う一つ上の先輩。それが彼女である。「さすが、東京モンは手が早いのぉ」いや、東京じゃないし。それにしても「物好きなやっちゃ」は無いよな。ただ、今までその手の経験がないというのは意外だった。実家が神社だから?ならオレの申し出も断るよなぁ◆その年の暮れ、先輩の実家である百力神社で催される、村一番の祭。力巫女が搗いたお餅を食べれば無病息災。オレはというと先輩の巫女姿を楽しみにしていたのだが「当日は来ないで欲しい」とまさかの拒否。仕方ない、こっそり行くか◆周到にアリバイをこさえ、迎えた当日。見物人の後方から覗き見る祭は今まさにクライマックス。巨大な臼を担ぐ勇壮な巫女さ…先輩!?オレは目を疑った。白い肌にはうっすらと汗が浮かび、灯りに照らされた筋肉が、まるで別個の意思を持ったように妖しく蠢く様は妖艶で淫靡で、神々しく美しかった◆謎は全て解けた。先輩が夏場でも長袖を着てた理由。「物好き」とからかわれた理由。そして、先輩が「来ないで」といった理由を。しかし先輩、これは見ない理由がないッスよ。付き合い始めて一年にも満たないけど、その間に見てきた先輩の色々な表情、仕草。そのどれも思い出のアルバムに厳重保管モノの宝物だけど、この日見た先輩は、世間一般の女の子とはあまりにもかけ離れたその姿は、今まで見てきた中でもっとも美しい姿だと思った。本人には言えないけど◆あとで母から聞いた話。百力神社の家系には代々百人力を授かった女子が生まれるそうな。そしてその女子が、代々力巫女となるのだそうだ。先代は母の親友。だが不思議なことに娘さん、つまりは先輩を生んでから、その百人力は失われたという。そして今それは先輩が受け継いでいる。そういうものらしい。女の子として一番花のある盛りに宿る呪いのようなものかもしれない。先代の苦悩を一番近くで知っていた母は言う。「アンタはちゃんと支えてあげんのよ?」言われるまでもない。そして、いつの日かオレがその呪いをと。それはそれとして、とりあえず来年までに一眼レフだな!◆◆◆みたいな妄想^^

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2013-04-13 14:34:29 +0000