引退興行四日目で見てきました。
本当に月並みな言葉しか出ないのですが、面白い映画でした。
月並みというか正直この面白さをどう言っていいか分からないので、全国上映決まったら是非見て欲しいです。
一つ心残りなのは言葉に詰まっちゃって石原監督に一言しか感想が伝えられなかったこと。
【以下ネタバレ含む感想なので反転】
最初の監督の拓さんトークから貴重な話ばかりでテンションだいぶ上がってしまいました。必殺二段吐きに対しての「俺の血の吐き方は百通りあるぜ」 拓さん流石です…そしてそれを水で実践して見せちゃうところもさすが!ww
監督の「VERSUSのVS榊戦の血の吐き方は世界一だと思う」とのお言葉に超同意。
速すぎて逆に胡散臭いパンチももちろんですが改めて撮影秘話はDVDに入れて欲しいです…全国上映はよ……!
映画が始まり拓さん演じる大人ケンジさんが登場したあたりから頬緩みっぱなし。
常に眉間にシワの寄った表情がセクシーすぎて、新しい映画を拝見するたびに演技の幅が広がっているなぁと魅せつけられました。ケンジが喋れない設定を提案したのも拓さんなんだとか。見終わってからだとケンジさん喋らなくて正解だなぁと思う。笑った時のあの掠れて引きつった声が好きというのもあるけれど、喋れないからこそケンジの表情の豊かさが際立って部下のアラタさん(役名忘れた)と目で会話するシーンも舎弟との信頼関係が垣間見えて素敵でした。あと個人的に関東ヤクザとの対談時にボディーチェックをすりぬけるケンジさんとその後席についてオヤジに怒られて伏し目がちでアヒル口で(´・ω・)しょぼんとなってるところがむちゃくちゃかわいかったです。あかん。
今回の役がヤクザであらすじにも政治家を惨殺するって書いてたし、監督のお話にも出たのでまぁ非道い事をワクワクしてたんですが、裏切らない。一発目から木刀顔面フルスイングって…そんな…好き……!!!!111111
アラタさんから金属バットをキャッチしたあとご機嫌にクルクル回しながら逃げる政治家を追い詰めてくあの表情に完全にやられました。拓さんのゲス顔ほんっっっとに好きです。(VERSUSのVSハイパーゾンビガンマニアをぶった切ってるカットの所とかクローバーの御堂くんとか常時ゲス顔) フォークリフトに乗ってる時も素敵でした。
低音役の李勝利さんがすごい綺麗な顔立ちで、かえってサイコキラーっぷりがハマってました。ケンジさんとのバトルでのハイキックの足の高いこと高いこと。すげぇの一言。アクションといえば大阪邪道での拓さんは足技が多かった気がして新鮮でした。ヤンキーキックとかはわりと見るけど拓さんのハイキックは初めて見たかも。パンチの鋭さは衰えない様で早回し無しってわかっているけど早回しに見える…これはカットされてもしかたないね…
今まで悪役な拓さんは結構見たけれども今回のケンジさんは今までのどのタイプにも当てはまらない感じで新鮮でした。有能で、強くて、笑顔で人が殺せるほど冷酷で、でも普通に笑ったりお茶目な所もあって好物がカツだったり、とても人間臭い、魅力的なキャラクター。拓さんだから演じられたんだろうなあとしみじみ思います。
アクションとケンジさんの印象が強くって細かな感想が書けるほどストーリーを覚えてないのですが、この映画のテーマである「能力と幸せ」のお話を監督さんから聞いて、仕事が出来るけど独りのケンジさんと仕事は出来ないけど家族の居るアツシさんの照らし合わせを見ている中で、幸せとはなにかを本当に考えさせられました。最後の夜景バックで俯くケンジさんの空気とラストの小さいカナコちゃんのセリフでぎゅうと胸が締め付けられる。あのシーンがなければただのヤクザ映画でまとまっちゃうんだろうけど、あのシーンがあるからこそほかの人にも見て欲しい映画です。本当に、面白い。
とりあえず残る上映2つどっちも参戦予定ですヽ(・∀・)ノ
デストランスで拓さんのサイン入り広告が貰えるかもとかで今からすごいテンション上がっている。あかん。
狂武蔵もめちゃくちゃ楽しみ。拳ではなく刀で魅せるアクション、期待してます。
未だに引退なんか信じられないけども、貴方の映画を見ながら復帰待ってますね、拓さん!
そして完全にストーカーで申し訳ないのですが某様の呟きの夜叉丸待ち受けの人多分私ですうわーーーー手鼻上映の日でアイフォンだったら私確定です・・・・ww残り上映日でもし機会ありましたら絡んでやってくださいまし…!それまでにこれ読んでるかわからないけど!!
2013-04-10 17:16:00 +0000