「お布施かあ…かたちのないものでもかまわないかい?だめ?
君、お坊さんのくせによくばりだねえ。じゃあこれをあげる」
歌いたくてうずうずしていたから、替えの弦がこれしかなったことをすっかり忘れて、
僕は気前よくひと巻きすべて彼に渡してしまったのだった。
※巡礼してるんだからお坊さんだろうと信じて疑っておりません。
■紅玉の弦:
竜の地イスダンにあるルビーの鉱脈にのみ生息する石食い蜘蛛の糸を加工して作った宝石弦。
原料である蜘蛛の糸は希少で、また特殊な技術を身に着けた職人でなければ加工できない高級品。
ガラス光沢を放ち、丈夫でしなやかであり切れにくい。
また原料の特性上、強くはないが地精の加護がある。
■それはそれとして一曲おつきあいください。松銀さん【illust/34119254】
■お布施を歌で済まそうとしたやつ【illust/34373206】とクロイニャン【illust/34181983】
■ワラシベ廻流(二章):【illust/34477314】
■PixivファンタジアNW:【illust/33956297】
2013-03-31 11:21:05 +0000