「なぁ、シャル」
「なに、ガルロ」
「シャルは昨日の晩何してたの。たしか魔物でお祭り騒ぎだったと思うんだけど」
「…………歌って寝てた」
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いつの間にか一章が終わっていたのでインターバルでお茶濁し。
二章から本気出しますしおすし(奮起
○ロゴお借りしました【illust/34118639】
○歌好き黒魔狐【illust/34199822】
○pixivファンタジアNW【illust/33956297】
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「――でもね、やっぱりいつもの夢を見たよ」
「またあの“声”が聞こえてくる、ってやつかい?」
「うん。女の人の声。その人はね、ずっとシャルルのことを“リーリ”って呼んでるの」
「ふぅん。でもシャルはそう呼ばれるの好きじゃなかったんじゃないのかい」
「ううん、なんだかむず痒いだけで嫌いなわけじゃないよ。ただ、その人のその声はそんなことなくて――すごく、懐かしい気がするんだ」
「ふぅん……会えるといいね」
「うん。きっと、たぶんもうすぐ会える。そんな気がする」
2013-03-25 09:22:32 +0000