樹海の中心に向かうにつれて、周りの空気がガラリと変わった。
近づく者への威圧かそれとも恐怖か。
空気だけじゃない。無数の魔物の気配も感じる。
そして微かに鼻をつく饐えたにおい。…毒?
頭上からの視線を感じて上を見上げると、木の枝に異様なものがぶら下がっていた。
…あいつか。
見つけた瞬間、俺はそいつがぶら下がっている枝よりも高く飛び上がっていた。
――アルノー=バルヒェットのメモより
「兄様!?」
「あいつの出方を見る!お前ら絶対そこから出るなよ!」
アルノーが樹海の扇動者にちょっかいをかけるようです。
エルヴィーラは防御魔法で守りを固めています。
□お借りしました!
アドクル君【illust/34136941】
バルヒェット兄妹【illust/34124410】
企画元様【illust/33956297】
2013-03-23 13:44:41 +0000