怪嬢大百科シリーズ追加。マサキ・ケイは宇宙工学者にして成功した実業家として知られる若き天才。巨大企業を経営し、各国の宇宙開発事業に様々な形で関わる有名人である。しかしそんな彼には一つの大きな悩みがあった。それは自分が男性であること。彼が工学者となった理由は、医学ではどうすることもできない性別の転換を可能とするのに生体工学技術やナノテクノロジーの方が適切と考えたからである。しかしプライドの高さゆえ外科手術による表面的な女性化を由とせず、肉体の完全な変化を望んで研究を続けてきた結果、社会的成功を得たが自身が最も望む成果は一向に得られなかった。そんな時、彼は偶然からオルガビーイングの一人であるオルガスパークが男性から完全な女性体へと変化した存在だという事実を探り当てる。自身の持つ情報網を駆使した調査の末、地球人からオルガビーイングへと“進化”したオルガルアこと鈴宮白亜と接触した彼は、環境テロリストとして活動する彼女を支援する見返りとして変身に関する情報の入手に成功。変身に必要な装置を開発し、未知の光エネルギーの交点であるレイライン・ネクサスに設置・起動することにより遂にオルガビーイング、すなわち完全な女性体への変身を成し遂げた。しかし変身した姿での活動時間には不定ながら制限があるうえ、変身が解除されると元の肉体に戻ってしまうことが判明。それでも諦めない彼は自ら「ディヴォート(献身)」と名乗り、人類の新たな進化を促進する(そして何時の日か完全な女性体への転生を果たす)為、他のヒーロー達とは一線を画しつつ様々な脅威と戦っている。基本的に正義の味方なのだが独善的なところがあり、他のヒーロー達との関係は決して良くはない。また自分より劣っていると見なした相手への態度は冷淡だが、その能力を認めた相手に対してはそれなりに礼儀正しく接する(ただし肉体に関するコンプレックスの所為で余程のことがない限り本音を明かすことはない)。変身後の能力はオルガリアやオルガルアと同等だが、トップアスリート並に鍛えている為、身体能力的には両者を大きく上回る。半面変身後は高揚しやすく、エネルギーを浪費して活動不能に陥ることも少なくない。また他のオルガビーイングが変身にアイテムを必要としないのに対し、必要な光エネルギーを制御する専用の眼鏡を着用しないと変身できない。
2013-03-18 12:43:07 +0000