ゆっくりと囁く様に話し、憂い顔で宙を漂う幼い姿の精霊。その性質は穏やかで慈しみ深い。
かつて、「蒼のエレミア」と呼ばれた精霊が契約者の死を悼み、自らの涙に溶け、最後に残った欠片より生まれた存在。
千里眼を能力とし、能力を使う際には背に石の翼を広げる。
契約者であるラエド(illust/34333185)に対してはややスキンシップ過多で、肩口に寄り添っていることが多い。
その出自からか、いつか失うことを恐れ彼の名を呼べずにいる。
【エレミア石】
透き通る夜色をした希少石。
ハイロンドにある「星の洞」と呼ばれる銀鉱でのみ確認され、極めて産出量が少なく、繊細な有色故の加工の難しさから流通は少ない。
総じて小粒だが、記録に残る限り最も大きなものは掌サイズの花の形で、そこに宿る精霊は「蒼のエレミア」ないし「大エレミア」と呼ばれ、あらゆる場所を見通す力を有していたとされる。
【星の洞】
朝日見の山脈にある銀鉱床。
夜を閉じ込めたような藍色の岩肌に、星のように銀が生える事からそう呼ばれるようになった。
天然の迷路と化した洞の奥には小さな泉があり、かつては透明だったそれが精霊の涙で青く染まったとの逸話も。
「私はエレミア。蒼から生まれた涙のエレミア。」
「…たくさんの景色を見ましょう。永遠に心に残るような、素晴らしい景色を」
========================================
お借りした素材(illust/19148454)(illust/29724435)(illust/34119366)
タグ・ランキングありがとうございました♪
2013-03-17 15:16:23 +0000