第150弾は、スフィンクス。(不確定は134番の、奇妙な動物)
ピラミッドの傍にあることで有名な、エジプトの神獣です。
エジプトのスフィンクスは、ファラオの顔にライオンの体を持っていて、これは王の権威を示すもの。ピラミッドの守護をしていることからも分かるように、聖なる存在です。
一方ギリシャ神話のスフィンクスは、ライオンの胴に鷲の翼、美しい女性の頭部に乳房を持つ「魔物」です。こちらのスフィンクスは旅人に謎かけをし、答えられなかった者を食べてしまう怪物として描かれます。
最後はオイディプスに謎を解かれて投身自殺しますが(律儀です)、このエピソードを反映してかRPGでは高い知能を持つ魔物として設定されていることが多く、女神転生シリーズにおいては、いずれも知力の高い魔法主体の仲魔として登場します。(しかも獣なのでHPが高く、打たれ強い)
そして強烈な描写で印象に残っているものといえば、漫画「バスタード」のスフィンクスです。こちらでは魔法結界を持つ強大な魔獣として描かれていて、中級呪文までしか使えない侍たちは魔法が通じず大苦戦。空から攻めてくるスフィンクスたちに次々と食われておりました。
エロ方面も含め、えげつない描写が満載のこの漫画。ファンタジーRPGの戦いをリアルに体感したい方は読んでおくといいかもしれません。
2013-02-20 12:41:29 +0000