最近知ったアニメ「藍より青し」・・・第二話まで観た時点で着想した下絵を描きました。「今時このような娘さんがいるの?」という純粋な心と立居振舞の桜庭葵さん。着物姿で夫となるべき男の子に心を込めて尽くす姿は、「自分に逆らわないで尽くしてくれるからメイドが好き」という現代の若者の志向にも合うのでしょうね。 ただ、個人的には「着物姿の日本女性」の姿勢と、「西洋のメイド」の姿勢とは根本的に違うような気がしています。メイドは「主従関係」が根底にあって逆らわずにいいつけを守るのに対して、日本の場合は、ベースとしては尽くしている女性の方が上。見かけ上は「男尊女卑」で主人が威張っていても、精神的には男性を大きく包み込んでいる守り神。そうした女性がいてくれるからこそ昔の男性は力を発揮できたわけです。「おかみさん」とはよく言ったものです。
(平成25年1月11日 完成)
2013-01-11 00:07:11 +0000