成急の特急列車に新たな時を刻んだ60000形はセラコム移行後も残留した。移行とともに数々の面で改修がなされ、追加と撤去が行われた。このうち最も大きな変化と言えるのが愛称表示器とエンブレムの撤去、そしてスカートの交換である。このうち愛称器撤去についてはセラコムの有する数多くの列車愛称に適応するためであるのだが、大型幕の追加と劣化がネックであった事と、新型特急車両70000形の登場で今後すぐに廃車が見込まれた事が理由でもある。とはいえ、それとともに変化した塗装の様子などからまるで別の車両のような状況となっている。 現在、セラコムでは新型特急形車両70050形の登場により狭軌国内最高速度の190km/h運転に向け試運転を重ねているが、これの就役と同時に当社全IC[inter city]はこれに一任される予定で、故障時の予備には70000形が充てられるため、当形式は2014年から順次退役する事が決まっている。
2012-12-11 15:50:34 +0000