あれから幾年月過ぎたのだろうか…
戸越高校に進学した森野あらしも既に3年生になっていた。
11月24日、天気の良い土曜日の朝…
学校は休みであったが、部活動で汗を流す為にあらしは登校する。
既にあらし達3年生は引退していたが、
気分転換のため土曜日だけ総合格闘技部のトレーニングに参加しているからだ。
校門を通り部室へ行こうとてくてく歩いているあらし。
すると近くの花壇の傍にしゃがんで手入れをしていた1人の女子生徒が彼に気がつく。
すぐさま彼女は立ち上がると、あらしに歩み寄り声を掛けてきた。
「あっ…おはよう、あらし君♪」
「お…おぉ…だぜ…」
あらしがそっけなく返答した相手は小学1年生からずっとクラスメイトである野原ユリカである。
彼女は体操服姿で楽しそうに学校の花壇の手入れをしていた。
じっとユリカの体操服姿を見つめるあらし…
そう…既に絶滅したとされたブルマをユリカは体操服のボトムとして着用しているからだ。
しかも正統派の無地の紺ブルマだ。
更にシャツはブルマの中に入れ、ブルマに包まれている綺麗なお尻や腰・下腹部を惜しげもなく披露している。
あらしの視線は当然そこに集中しているのは言うまでもない。
ここ戸越高校の女子の体育用ボトムは紺色であれば自由という校則がある。
それ故、珍しがられたり色々言われたりするが
校則違反ではないので、何くわぬ顔でブルマ姿で体育の授業に参加したり
こういった雑用をしている。
同様の校則だった中学でも3年間ブルマを着用し続けて
更に幼稚園時代から含めると15年近くの学校生活及び体育の授業においてフルタイム着用を達成している。
(うふふっ♪あらし君ったら今日も私のブルマ姿…じっくり見てるわ♪
私の事…見てくれるんだったら、体育や雑用の時だけじゃなくても
いつでもこの格好になってもいいかな♪)
じっと自分を見つめているあらしにそういう思いを巡らしていると
はっとある重要事項を思い出す。
「そ、そうだわ…あらし君、今日の午後は私のお誕生日会だから是非来て頂戴ね♪
去年来た人達は皆来てくれるから、また皆で楽しみましょ♪」
にっこりとした表情で話しかけると、あらしは頬を赤くさせながら答える。
「あ、あぁ…分かってるぜ…でもユリカちゃんも毎週花壇の手入れなんて大変だぜ。よくやるぜ。」
「そ、そうかしら?ありがとう。あらし君もトレーニングお疲れ様ね♪」
あらしの労いの言葉にちょっと照れつつ、部室に向かうあらしの背中を見送った。
(2人きりで話せる貴重な時ですもの…大変じゃない…寧ろ楽しいわ♪)
ユリカの土曜日の花壇の手入れ…
それは、あらしと2人きりで会って
大好きな男の子に自分のブルマ姿をじっくり見てもらう為の口実であった。
しかしそのユリカの気持ちを鈍い彼は知る由も無かった。
【終】
【あとがき】
放送時期から計算すると現在ユリカちゃんは高校3年生。
今日で18歳の誕生日を迎えます。
ユリカちゃん、お誕生日おめでとう~♪
きっと清楚で可愛い女子高校生になっているだろうなぁ…
制服のスカートは他の娘と違い少し長く、丈が膝上くらいな感じで
普段はお淑やかに振る舞う。
そんな娘がシャツINブルマなんてしてたら、
あらし君でなくても清楚で健康的な色気を醸し出すブルマ姿に視線が釘付けになりますってwww
>魅羅ちぇ555様 ブクマの「シャツinは正義」タグありがとうございます!まさしく同志です!
2012-11-23 15:01:16 +0000