釣瓶火

骨瓦

釣瓶火(つるべび)です。鳥山石燕の画図百鬼夜行には何も記述はありませんが『古今百物語評判』によりますと、雨の夜に古木の枝にぶら下がり、上がったり下がったりしておるそうです。雨の夜の怪火は陰火といい、人魂とか鬼火とか呼ばれます。蓑火もこの類かもしれません。釣瓶火は、釣瓶落としとか釣瓶おろしとかいうものの類であろうということです。釣瓶落としとは、古木にぶら下がり、下を通る人を脅かしたり、木の上に引き上げ食い殺したり、地面にたたき落として殺したりするもので、全国に類話があるそうです。

#youkai#釣瓶火#traditional

2012-11-15 17:05:57 +0000