蒲台(現山東省博興)の人。林三の妻。石函の中から宝書と神剣を見つけだし、鬼神を使役し、紙を切って人馬を作り戦闘させたという。白蓮教の仏母を称し、山東であまたの信徒をえた。1420年、益都の卸石寨を根拠地として叛乱を起こし、高鳳を破った。賓鴻・董彦杲らの部将を派して莒州・即墨を落とし、官衙や倉を焼き、安邱を攻めさせた。明の永楽帝が柳升や劉忠に軍を率いさせ、鎮圧にあたらせた。官軍が卸石寨を包囲したが、唐賽児は官軍の降伏勧告を拒否し、夜襲をかけた。劉忠を殺して包囲を脱した。安邱を囲んだ叛乱軍は、知県張旟の奮戦のため城を落とすことができず、都指揮衛青の率いる官軍が来援すると敗れ、二千人が殺され、四千人余が捕らえられて斬られ、残余は逃げ散った。永楽帝は官憲を動員して唐賽児を捜索し、尼僧や女道士たちを大勢逮捕したが、唐賽児を見つけだすことができなかったという。
題材が高度過ぎて絵にすんのが難しい…一枚目試作
2012-11-05 20:07:33 +0000