「やめてっあたしにちかづかないでっ!」
「あたし、ほんとは、だれもころしたくなんか、ないのに……」
「パパ、ママ、どこへいったの? あたしをおいて、どこへいっちゃったの……?」
「あたしは、あたしがきらいっ。でも、だいすきなパパとママのために、ここでこのまま、しにたくないっ!!」
◆ピレアグラウカ/1000歳程/女性/128cm+5cmヒール/一人称あたし/二人称あなた/愛称ピーレ
◆森の奥深くに隠れ住む『殺人茨一族』の末裔。
実年齢は1000歳以上になるが、呪いでずっと眠っていた為容姿は10歳ほどで止まったまま。
極度の泣き虫で目には常に薄らと涙を浮かべている。
警戒心が強く他人を遠ざけようとわざときつい態度を取る事が多いが、根は優しく親切
◆殺人茨一族
胸に咲いた薔薇から幾多の茨を放ち、獲物を狩る食肉植物種。
茨は斧や鎌でも切れないほど強靭でトゲは猛毒。
危険種として駆逐の対象となり、近隣住民からの迫害を逃れ、
一族は森の奥の集落を作りひっそりと暮らす。
涙には癒しの効果があり、彼らが泣いた後の地面に咲いた薔薇は万能薬として重宝される。
死後の亡骸は胸の薔薇と同じ色の花びらとなり風に飛ばされる
◆一族始まって以来最強の殺人茨。
だが強力すぎるが故に自らも能力を制御できず、敵味方関係なく攻撃してしまう為、
族長の命により1000年の眠りの呪いをかけられ、彼らの先祖が誕生した館で長らく幽閉されていた。
だが長い幽閉期間の間に、環境の悪化や乱獲により一族は著しく衰退し、
1000年後、呪いが解けたピーレが目にしたものは、荒れ果てたかつて森だった場所だった。
自らは醜い殺人鬼かもしれないが、尊敬する家族の血だけは何としても絶やしたくないと、集落を飛び出し婿探しへ。
だがいかんせん森がだだっぴろすぎて、現在絶賛迷子中
◆こちら【illust/29080459】にまさかの二人目投下です!
◆(10/19)バアさん遂に森を脱出!
年下イケメンの素敵な旦那様ウェルナーくん【illust/30541057】に拾っていただけました!
「ねえウェル、うたって? あたし、ウェルのうた、だいすきなの!」
「ウェルといっしょに、あたしのしらないせかい、いっぱいいっぱい、みていきたいな……」
「ねぇねぇウェル? “ろりこん”ってなぁに? ウェルのパパとママが、あたしをみてそういってたんだけど……?」
もういっそ清々しいくらいの年の差+身長差ですね(爆)
しかもはたから見ればウェルナーくん完全にろりこん……
まあ何はともあれ末永くよろしくおねがいいたします!
◆娘:ラウナちゃん【illust/31782379】
「ごめん……ごめんねラウ?ぜんぶあたしがわるいの。ほんとうは、もっとラウのこと、あまえさせてあげたかったのに……」
「ラウをあいしてくれて、ありがとう。あたしたちができなかったぶんの、むしょうのあいを、あのこにあげて……」
息子:デルフィニウム【illust/31346892】
「フィニ、そんなにくちがわるいと、およめさんがきてくれないよ?」
「あなたがラウのことをきおうひつようはないわ。あなたはあなたのみちをいきなさい」
2012-10-15 11:46:19 +0000