国鉄413系電車

悠介

また一つ歳を重ねました作者です。○国鉄は1980年以降地方都市のサービス向上のため電車化を進めたが、当時の国鉄は膨大な赤字を抱えていた。417系(仙台地区)・713系(九州地区)といった新造車は少数しか製造できず「食パン電車」などの近郊形としては不便な車両が大量に登場することになる。当時急行形電車は急行列車の特急格上げ・廃止で余剰車が発生していた。現状に即した近郊形電車増備のためこれらの走行機器・電気機器を流用して車体だけ新造したものが413系・717系(九州など)である。また413系の2編成の付随制御車用にサハ455形を先頭車・近郊化改造を行ったクハ455-700番台も同時に登場した。しかし民営化後、車体新造費用すら惜しくなったJR西日本は増備をやめて455・475系の近郊化改造でお茶を濁したのは笑えない話。                                             ○今回描いたのは413系B11編成、クモハ・モハユニットの元車は475系登場で2両のみの製造に終わった473系で、これに前述のクハ455-700番台の702を加えて組成されている。北陸本線の国鉄型車両はつらら対策として前面列車種別表示幕を塞いでいるが、この編成はそのHゴムが編成両端に残存しているなど、ネタにされる要素満載な希少種だ。側面の崩れた窓配置や崩れた編成美はまさに西日本クオリティであるww 食パンやモハ457形に代表される酷鐵金澤もまだまだ元気そうで・・・                                                 ○これらの車両も521系増備で活躍範囲もイラストの区間に狭まり(一部金沢-小松間の充当列車もある)北陸新幹線開業でこの区間の三セク化もほぼ確定している。いずれにしろあと数年は国鉄型の園であるのだろう。○475系のラッシュ時のデッキは超キツキツだった・゜・(ノД`)・゜・

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2012-08-12 15:56:44 +0000