晴暦3099年、モモ店長と逆境の魔筆

踊る猫耳

晴暦3099年4月1日。

太楽の海花のウララです。

ここはスーリア国の西の国境のある町「サワ野」。

この町の外れに、国際図書館「白の塔」があったりする。

・・・。

「ばっちゃ!ばっちゃ!武器!武器!」、モモ店長が何かを思い出しました。

「武器って・・・白の塔に行くだけよ♪」、話の歯車があっていない感じです。

「だーかーらー!アーサとフーカに何かが起こっていたときの場合に備えての、ぶーきーっ!!」

「またまた~、知ってるって♪武器所持制限法のことぐらい知っているって♪」

「くあーーーーっ!!」、モモ店長!、切れかかっています。いや、切れてます!切れてます!

「店長!店長!これ!これ!」、支店の方から、たくさんの「小さな従業員」が「なにか」を担いできました。

「小さな従業員」・・・。

それは、悪魔の「睡魔ちゃんズ」と呼ばれる方たちでした。ウチの海花支店にも何人かいます。

「そ!それは!」、グリングリンが素早く反応しました!

「レアアイテムの「逆境の魔筆」!!」

「逆境の魔筆」・・・、それは、大昔に悪魔が置き土産で置いていったもの。

「あ、あ~。」、ぽん♪っとタオさんが手を叩いた。

「それは、」

「それは?」

「それは、謎の筆♪」

ふむ。

「じゃ!おかもちに焼きプリン入れて、行って様子見てきてますね♪」

「謎の筆を持ってけーーー!!」

「え~、謎の筆じゃない。そだ、ウララちゃん、代わりに持ってね♪」

・・・。

恐ろしげな「逆境の魔筆」をご指名で持たされることになりました。・・・やだーーー!!

・・・「逆境の魔筆」。

それは・・・。

それは・・・。

誰も使ったことのない、悪魔の作った筆。

きっと、何かの呪いが掛かっている!?かもしれない・・・。

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2012-07-29 00:45:55 +0000