独立戦車第一中隊・ガダルカナル島 (鉄獅子その5)

御nomichi

昭和17(1942)年8月、快進撃を続けていた日本軍に対し、連合軍の反撃が始まります。太平洋の孤島、ガダルカナル島にアメリカ海兵師団が上陸し、日本海軍の作った飛行場がアメリカの手に落ちます。   
陸軍は海軍の失敗を救ってやるとばかりに陸軍最強と言われる一木支隊を派遣しますが、三千名では火力の優勢な1万1千人のアメリカ軍に敵わず壊滅。その後も日本側は兵力を小出しに増援し、各個撃破されてしまいます。   
10月23日、日本陸軍はスマトラにいた戦車第2連隊から派遣された独立戦車第一中隊を含む増援部隊で反撃をします。マタニカウ河で歩兵ととも前進をしていた戦車隊(中戦車7、軽戦車2)は敵の優勢な火力で歩兵とはぐれて、不利な状況下で渡河を決行します。   
しかし待ち構えていたアメリカ軍の集中砲火により大半が撃破され、渡河に成功し敵を蹂躙していた二両もM3自走砲の攻撃で撃破されてしまい、ガダルカナルの日本戦車隊は一回の戦闘で全滅しました。以後3カ月戦闘は続きますが翌年1月から撤退をはじめ、多くの犠牲を出して戦いは終わりました。   
ドラマ『パシフィック』の第1話はガダルカナルの戦いでしたが最後に海兵隊員が歌った「Happy birth day」の替え歌が忘れられません。  
追記:この戦いの初めのころは日本海軍に補給を断たれた米軍側も餓えに苦しみ、日本軍から奪った食料で食いつないでいた時期があったのだとか。へぇ~。

#Japanese Army#九七式中戦車#鉄獅子#チハ#ガダルカナル

2012-07-03 15:05:48 +0000