オルドアの東部
幾重にも魔術結界の張られた巨大な黒水晶
「ふふ、古竜の民から十分に魔力を吸い上げたようですわね。
黒雪はこの土地に定着した…そうなれば私の心臓ももう必要はない。」
そう呟いたのは黒衣の女。
女は一際暗澹たる光を湛えた黒水晶に触れ、声も高らかに術式を唱えた。
それは術式の組み換え、動力の転換の術式。
「おかえりなさい、私の心。」
満足げに笑う女は正しく魔女という言葉の相応しい。
空からは黒い雪が止むことなく降り注いでいた。
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【幻惑の雪原】
魔女の呪いによりオルドア東部に出現した、黒い雪の降り続ける場所。
その地に踏み込んだ者は「自身の想い人が襲ってくる」という酷く趣味の悪い幻にさいなまれる。
一般的な土地よりも魔力消費が激しいため、冒険者や旅人が観光気分で脚を踏み入れるのはお勧めできない。
―聖地オルドア調査史料より
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非公式イベント憂愁の黒雪(illust/27911310)は集計の結果、
【積雪】23,607 vs 【融雪】20,657
ということで 憂愁の黒雪【積】 の勝利となります!
【積】が勝利したということで、オルドア東部の一部には人から魔術を吸い、幻覚を見せる雪が降り続けるようになりました。
(ただし魔女の心臓を動力から外したため幻覚の質は弱まり、実際に殺める程ではなくなりました。ただの趣味の悪い幻です。)
また、腐肉喰らいの魔女ヴェドヴァ(illust/27266387)は自身の魔力核を取り戻しました。
古竜同盟、西方同盟共に沢山方にご参加いただき大変嬉しく思っております。
ありがとうございました!
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引き続き憂愁の黒雪関係の投稿をする場合には融や積の勢力タグを取った 憂愁の黒雪 をご利用ください。
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期間中のヴェドヴァ関連作品の投稿は此方で最後となります。
エンドランドの行く末によりどんな最後に行きつくかは判りませんが、沢山の皆様と対峙し、関係できたことを嬉しく思います!
皆様お疲れ様です、そしてありがとうございました!
2012-06-22 18:28:43 +0000