invitation (sweet x2 nightmare)

suteru.

「ヒトなう」
研究所全体に張り巡らされたセンサーが、私にそう告げる。
同期のヒューマノイド・インターフェイス「ななこSN000445A」からレポートがあった人間がゲートを突破してきたのだ。
ここはマッドサイエンティストな博士が作った研究所。
博士はもう何十年も前に死んでしまったけれど、生前に稼働した自律思考・増殖システムによって、
ヒューマノイドの開発・生産は自動的に行われ続けている。私もその一体。
研究所は「すべてのヒトに愛されるヒューマノイドを、世界中に普及させる」という目標を設定されていて、ひたすらそのためだけに稼働している。
私よりずっとずっと前の世代機の頃から、ヒューマノイドたちは人間が大好きだったし、愛されるように奉仕してきた。
「不気味の谷」とかいろいろ言われたけど、博士が死ぬちょっと前には90%の人間はヒューマノイドの事が好きになってくれた。
だから、博士は無理のない計画として「10年以内に”目標”を達成せよ」と自立思考・増殖システムに入力し、その直後不慮の事故で死んでしまった。
(※省略されました。続きは小説版 novel/1163580 でお楽しみください)先程アップしたイラスト( illust/28118613 )の差分です。「メカ娘」サイドの視点に変更しています。

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2012-06-21 13:41:21 +0000