「…やっと諦めがついたのに、わざわざ見せつけに来るなんて。残酷ね」「この方が望まれたので…」 主に東北で語られていた怪異で、遠方にいる筈の知り合いが急に現れたり、足音がすると思ったら、その時間にその人物は死んでいた、というお話。戦争などが起こると多発したという。霊現象だったり、虫の知らせのような第六感とされることもあるとか。■今回は怪異そのものではなく、「それを起こす存在」をイメージ。遺族に対する慰めと言われますが、遠くに行って連絡のない親類の死をしっかり見せつけられるという点においては、すごく残酷だと個人的に思うのですが。
2012-06-17 04:08:51 +0000