ただ、人を知りたかった。
世界を知りたかった。
記されただけの世界だけでなく己の足で歩きたかった。
戦の国を横切って、商人の国を垣間見た。
幾万の死を垣間見て、幾多の生に立会い
そこに住まう人々と交わる度に思うのだ。
ああ、何故己は知りたかったのか
何故己はそれを乗り越えねばならぬのか
己は一体何者なのか
思えば思うほど、曖昧になる。己が揺らいでいくのが分かる。
その様 幽鬼の如き歌姫 「幽姫アリアナシア」
■描ききれなかったので前編となりました。諸々の交流を拾いながら後編を出す予定です。
ひょっとしたら期間内に描ききれない可能性もあるのですが
折角ですので何とか全て出し切ってキャラの完成を目指し描こうと思っております。
■お借りしました。
こちら【illust/27976217】よりオースさん【illust/27664147】
傭兵さんということでウタカタ部隊全体の護衛のお誘いもさせて頂いております。
こちらは行動を強制するものではなく、またウタカタに拘束するものでもございません。
物語のスパイス程度に捉えて頂けますと幸いです。
2012-06-16 14:38:53 +0000