■青白い満月が輝く中、我々は珍しいモノを目撃した。
国や地域によって様々な名をもつモノ、決まった住処をもたずレガリア全土を渡り歩くアレのこの付近での呼称は「銀角の神」だっただろうか?
目撃例が少なく一切の生態が不明、学者たちもアレが如何なる存在なのか全く判断がつかないらしく、魔獣、神獣、精霊、幻獣、果ては古代龍に連なるモノの一つなのではないかという意見すらある。しかし生息域が全土と判明しているのはいくつかの遺跡にその姿が残されていたためだ。
今までの文献、調査ではっきりしていることはこの存在が通過した場所の空間中に含まれる魔力量が著しく低くなるという事、攻撃した者は塵も残さず消し去られるという事、そして戦が起きている場所において目撃されることが多いという事だけだ…。ならばやはりアレはこの大戦にひかれてこの地に訪れたというのだろうか?
■生息地:レガリア大陸全域、現在位置ギルドア 希少度:A 危険度:敵対時A、通常時不明
2012-06-09 11:44:57 +0000