「あら…もう立てる方はいらっしゃらないのかしら?」
煌々と月が輝く夜、腐臭立ちこめる戦場に立つのは場にそぐわぬドレスを纏う女がただ一人。
女は楽しげに笑いながら地に臥した亡骸の中を歩く。
その身に不穏な霧を纏って。
「あぁ、そんなにすぐ倒れてしまってはいけませんわ。
サタナキア(illust/27392312)お兄様に言われておりますの、沢山の絶望を、沢山の恐怖を生み出すようにと。
貴方がたがそんなにすぐに死んでしまってはお兄様が残念がってしまいますわ。」
一人、また一人と息苦しそうに倒れていく兵士たちの中で女は歌うように話す。
「ねぇ、肺腑の奥から生きながらに腐敗していくお気持ちはいかが。
怖いかしら、辛いかしら…その想いが、私どうしても必要なんですの。
さぁ、恐れて、悔んで、恨んで、憎んで
不死王様の盾となる為に、貴方がたの想いをくださいな。
その想い尽きるまで、私と踊りましょう。」
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ユナイトスペル『怨嗟の共鳴』が今日中で終わってしまうと聞いて支援!:illust/27692014
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双子魔女の食事会で体力全開+魔力が充足したため、ユナイトスペルの為と言いながら色々腐らせてまわってます。
不穏な霧にはご注意を。
ヴェドヴァ:illust/27266387
サタナキアさんのキャラシに妹のように~とあったのでお兄様呼びさせてもらってます。
2012-06-05 19:31:36 +0000