「でもあなた達が所属してる軍団を教えて頂戴」
機械の少女の淡々とした問いかけに傀儡子は少女は馬鹿にしたように笑う。
「軍団?そんな野蛮なものと一緒にしないでくれ」
互いを攻撃する手は緩まる事も無く、だがお互いに本気を出していないことは解る。
むしろ本気を出していないと言えど、2:1のような状況なのに
機械少女は機械故なのか、それとも生まれ持った性格なのかただ時計が針を進めるかのように攻撃動作を繰り返してくる。
傀儡は決して丈夫ではない。
元から脆い作りのそれらはところどころ綿が見えてきていた。
そろそろ、引き時であろう。傀儡子は思った。
「僕たちは騎士団だ。」
「剣を持たないのに?」
最もな問いかけにも赤い髪の少女は馬鹿にしたように喉の奥で笑って答えた。
「剣を振り回すだけが騎士じゃないよ。」
そういうと少女の傀儡の一つの手先の空気が歪みそこから歪な炎をが生み出され、
機械少女に向かって飛んでいく。
もちろんダメージを期待しているわけじゃない、少女がそれを振り払っている好きに傀儡使いは更に一歩下がり距離を取った。
月光が眩しい。
少女を後ろから照らしつくす、まるで表情を見させないように。
「僕たちは不死王に忠誠を誓いし誉れ高き騎士たち。魔道騎士団ジーリオだ。
覚えておけ、機械人形。」
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◆インターバルの間に最後のお返しっぽいのを!
【illust/27389058】→【illust/27448426】→【illust/27514100】→【今回】
多分この後適当に撤収してると思います。
遊んでくれてありがとうございました(´∀`)
普通に名乗っちゃったけどいいのかしら。
あと文才は持ってないので諦めてます。雰囲気雰囲気!!!
◆お借りしました!
お付き合いありがとうございましたルーフェさん:illust/27285862
構ってくれてありがとうメルノイちゃん:illust/26892673
ロゴはこちらからお借りしました:illust/27220054
2012-05-28 12:48:45 +0000