【pixiv宇宙開拓史】湖の底は輝きに満ちて

AKINONA(あきのな)

………湖底探査中に洞穴らしきものを発見し、照明と映写機(もちろんこの映像は速やかに本星の然るべき場所へと送られる)をセットし、注意深く奥へと進んでいくと、何とも不思議な光景に出会った。赤い球体が含まれている長方形の、薄青く光る不思議な結晶である。まるで人の手で切り出された人工物の様だ。これもウフルキャパライト(http://p.tl/i/24507539)の様に何か特性があるかもしれない(もっとも特性がなくとも親愛なる隣人こと大マゼランの方々は『ここが古来より伝わりしリュウグウジョウか!』などと大喜びするだろう)。地面から不定期なリズムで吹き出す熱に直撃しないよう、慎重に石のサンプルを採取しつつ周りを見ると、何とも奇妙な触手のような植物が湖底に揺れているのに気付く。こんな環境でも植物は育つのか。そして結晶に張り付いているピンク色の珊瑚にも似た不思議な物体は、もしかしたら鉱物に寄生する種なのかもしれない。この奥を調査するには更なる装置が必要だろう。海洋施設の博士達に助力を求めようか。<ウフル21の湖にて> ■名前:MCO(マックオーゲル)愛称は「マコ」だが男性である。■心臓と脳は人間だった頃そのままだが脳とデータベースを直結することもできる。本体(?)は腰から上のみで、汎用性アタッチメントで各種乗り物と合体可能。本星では既に旧型ではあるがちょっとあれこれ改造するだけで耕耘機から戦車、探査機、レスキューロボットまで何でも自在に操縦できるので地味に便利。ただし腰から上は人型なので速度の速い乗り物は空気抵抗の問題により不向き。■無口で無表情だが(顔面パーツが旧式のため表情を表す機能が未搭載のままだが人並みに感情はある)親切なので他の星の方々の開拓作業を手伝う時などにも(いつの間にか)駆り出されている。手にしているのは植物学者や昆虫学者がよく愛用しているタイプの野外プレゼンや調査に向いた虫眼鏡型デバイス。胸のハートマークのステッカーはいつの間にか同じ星出身の女性職員に貼付けられていたが何となく気に入ったのかそのまま。色んな装置は任務の度にあれこれ追加されたり変更されたり。■前々から気になってましたが秘密めいた火口湖の調査(http://p.tl/i/25674316)と聞いてすっとんできました!素敵企画「pixiv宇宙開拓史」【http://p.tl/i/24443271

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2012-03-15 10:01:08 +0000