野崎真央「一政さんチート使わないでくださいよぉ・・・」 小川一政「空戦の戦術はだいぶ良くなってきたが、後ろを取られた時、落ち着きがないのは変わってないな。君はそこを直すのが課題だな。」 三沢基地/防衛長官「幻の戦闘機が来るかとおもって楽しみにしていたが、旧式のF-14か。」 一政「おいおい、こいつはVDF-0の概念実証機のYF-0だ。ひどい挨拶はよしてくれ。」 野崎「それ、F-14じゃなかったんですか?」 一政「厳密にいえばF-14の系列機だが、君が乗っているVDF-0も、もともとはこの機体をとおして開発されているから、その機体もF-14の派生型の一つかな。とりあえず三沢基地にいくぞ。」■一政とコンドル1の判断により、野崎も香山も地上での訓練が必要とされ、一政は野崎を連れて三沢基地付近で模擬戦闘を行った後だった。野崎は学校の事を心配していたが、その手の手配は一政がすでに行っており、学校長にだけ、訳を明かした。おかげで野崎は晴れてパイロットとしての訓練を継続することが可能になったのである。 野崎「なんで言ったんですか!」 一政「なあに、心配するな。退学にはなりゃせんよ。学校長に打診して、公欠扱いさ。三沢には俺の頼もしい仲間が何人もいるし、君と同じ年頃の部下もいる。すぐに慣れるさ。」そして気になるのは大気圏外から突入した一政のYF-0だが、実は訓練前にはせがわ基地へスペースプレーンで移送されており、一政が搭乗するさいには、大気圏突入までは機体に連結して装備されていたロケットを使用して航行していた。だが、野崎もYF-0の外観からF-14と誤認していた。YF-0は大気圏突入時、ロケットをパージ。ジェットエンジン飛行に移ったのであった。
2012-03-01 14:34:17 +0000