2074年1月、香山中尉とコンドル1がイーグル同士の空中戦闘訓練を行った。その翌日、エンジン技師と言う肩書でしか知られていない小川一政と、普通の女子高生または俳優と言う肩書をもつ野崎真央少尉が模擬戦を行うことになった。 ■ (小川一政/F/A-24SS)「能動型ステルスシステムの弱点さえ握っていればVDF-0との性能差は簡単に埋められる。くれぐれも性能に頼るなよ。」 (野崎真央/VDF-0SS)「わかりました。この単座型、お借りします。」 (艦内/香山瑠衣)「真央の後ろにいる機体は何だ?F-22Aラプターか?・・・いや、F/A-24の改良型か。一政ってヒト・・的になる気か?」 最初は野崎が一政の後ろを取り、優勢であった。 野崎「早速後ろを取ってしまいました♪」 一政「撃つなら今のうちだぜ。」 野崎「マイクロミサイル発射!」 野崎はマイクロミサイルで一政を補足した。一政の F/A-24は機動及びチャフとフレアでミサイルを回避。 野崎「ウソ・・・でしょ?」 一政は相手との距離をどんどん取った。 野崎「まさか、戦闘エリアから離脱なんてことは・・・」 その瞬間、野崎は一政の機体が放ったAIM-200E AMRAAM2空対空ミサイルにより、撃墜判定を受けた。 野崎「能動ステルス機がパッシブステルス機に負けるなんて・・・」 一政「能動ステルス機の性能を過信しすぎだ。俺は能動ステルス機の弱点を突いた攻撃を先ほど行った。」 野崎「弱点?」 一政「能動ステルス機の搭載レーダーはレーダー波と欺瞞情報を送り出して敵機の探知と自身のステルス化を図っている。ところが、このF/A-24、F-22ラプターと同じく平面整列を使用しているほかにステルス素材、ステルス塗料を使用している。F/A-24の搭載レーダーをアクティブからパッシブにしてしまえば、VDF-0は敵機を見失う。この技を利用してコンドル1のF-15EESTを何度か模擬戦で撃墜している。」 香山「えぇ・・・」 野崎「コンドル1さんを撃墜したって・・・」 コンドル1「お前その機体に乗っているときだけ調子が出ると思ったらその技か。」 ■一政の F/A-24は F/A-24SS 熱核エンジン搭載型とよばれる改良型で、最高速度はマッハ25、ワープが可能なように追加パックも開発されていた。野崎のVDF-0SS多武装型も元々は一政の機体のようだ。
2012-01-17 17:51:42 +0000