薩軍一般士卒、純和装の斬り込み部隊の軍装再現です。錦絵や時代劇でもおなじみ、薩軍ときけばこのようなスタイルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。▼「羽織に袴を着け、長刀一本を帯し白布を以て頭を巻く」「筒袖、草鞋ばきの軽装に、鉢巻を締めて大刀を背負う」「かすりの着物に、袴をつけ襷をしめている者」「平服に兵児帯、紺がすりの衣服最も多しと見受けたり」……当時の戦記や手記、新聞記事等には、薩兵の和装についてこのような記述が残っています。今回はこれらをもとに描いてみました。▼紺の着物に襷をかけ、下には丈の短い義経袴。足まわりは脚絆、足袋、草鞋ばき。白の鉢巻と兵児帯をキリリとしめ、薩人の代名詞である朱鞘の大刀一本とルフォショー拳銃を腰にぶちこんでいます。▼洋装ばっかり描いてると、今回のような純和装は実に新鮮です。一般士卒特集、もうしばらく続きます。
2011-12-28 05:56:22 +0000