京都を走ったもう一つの路面電車

うきは

市中張り巡らされた市電はすでに無く、
現在の京都の路面電車と言えば京福嵐電が唯一の存在である
嵐電は京都のどちらかと言えば西の方を走っているが、
京都の東の外れにも路面電車が存在した
京都の三条から滋賀の大津を結んだ京阪京津線である
山科付近を中心に両端部分が併用軌道となっていた

雑多な低床車を置き換え、輸送力の改善を目的に投入されたのがこの80形である
登場時はポール集電で単行運転可能な車輌だったが
後年2両固定編成化され、集電装置もパンタグラフ化された
晩年は三条~四宮間の普通列車専用となっていたが、早朝深夜には浜大津まで足を伸ばした
京津線は1997年に御陵~三条間を廃止、京都市営地下鉄東西線と直通運転を開始した
これに伴い、京都方の路面区間は消滅し、併せて1500Vへの昇圧が図られた
この昇圧および地下鉄直通改正に伴い、京津線、石山坂本線に残っていた釣り掛け駆動車は全車廃車されたのだった
蹴上の電停で、通過してゆく高床の準急電車を見送り、各駅停車の80形を待ったのもいまや昔である・・・

先週久々に石坂線に乗ったので、今回のお題はここから
浜大津でインターアーバンの名残を感じつつ、一時間ほど定点観測してた
260や350ももう無いんだよな。もっと撮っておけば良かったと・・・

なお、撮っていたのはコレであるw
http://www.youtube.com/watch?v=Cp0oyT2udzA

#railway#京阪#京津線#京阪80形#streetcar#釣り掛け電車#80形

2011-11-05 08:41:52 +0000