灰色の古城群の近くには、誰がいつ造ったのかも定かではない、天空を漂う巨大な廃墟がある。上部は円形劇場で下部は大聖堂であり、上部の円形劇場の左右に佇む巨像は、戦いに傷つき斃れた巨人族の乙女二人がそのまま石に姿を変えたものだという(彼女達に静けき憩いあらんことを!)。中央に聳える不思議な形の塔からは鐘と喇叭、そして竪琴の音色が響き、弔いの哀歌や騎士達を鼓舞する凱歌、彼らを癒す聖歌が常に響いている。一体誰が鳴らしているのだろうか。登ってみたもののそこには摩訶不思議な機構があるのみで、人影はなかった。……数多もの剣でひしめくこの聖堂には剣を奉納しにくる騎士もいる。そして、おそらくは我々を喚んだ「扉」の向こう側ではない世界へ旅立っていったのであろう戦友を弔いにくる騎士もいる。<とある辺境の騎士(illust/22421743)の手記より> ■古城群の付近にランダムで現れる隠しダンジョン・バトルフィールド・あるいは秘密のセーブポイント的な何かです。適当に使っても観光しても休憩しても上部の円形劇場でバトルしてもいいのよ。■見やすい(?)線画はこちら(http://twitpic.com/741zwq)■企画元【illust/22237214】
2011-10-21 16:20:11 +0000