生存戦略しましょうか~。きっと何者にもなれない君達お持ちかねの漫画教室第2弾~!! さあ、始めるよ。今日の教材→illust/21375133 前回までの課題はできたかな? ペン入れの後はべた塗、消しゴムかけ、ホワイト修正、と特別難しいテクニックは必要ないよ。丁寧に時間をかけて作業をすればいいんだ。べた塗時はペン入れ時同様インクで原稿を汚さないよう細心の注意を払おう。また消しゴムもあまり力を入れないように。力を入れ過ぎると原稿がクシャっとなったり下手したら破ける場合もあるからね。 今日はみんなが多分一番興味あるトーン貼りだ。これはスクリーントーンと言って画面に模様やパターンをつける透明粘着シートで様々なデザインのものがあるんだ。マンガが大好きで毎日のようにマンガを読んでる君なら知ってるよね。ただ漫画家さんによってはまったく使わずすべて手描きと言う人もいるけどそこは好みで使う使わないを決めたらいいよ。ただどうしても手描きでは表現できないシーンなんかはトーンに頼るというのも間違いではないよ。トーンを貼る具体的な作業はトーンの袋の裏なんかに書かれてるのでそれを参考にしてね。ここでは注意点だけ言っておこう。なるべくトレース台などを使って原稿とトーンを透かして作業した方がいいよ。特に濃いトーンを原稿の上に重ねるとカットするラインが見にくくなるからね。それと原稿の中で白抜きカットする場合なんかは青鉛筆などでカットするラインを入れておこう。青色は残っても印刷では出ないしね。また上のサンプル(ちょっとわかりにくいかな)のように境界をぼかしたりする時はぼかし用の消しゴムをかけるかカッターナイフでトーンの表面を削ろう。広い面積は刃の平べったい部分で細かい部分は刃先を使うといいよ。トーンはものすごくたくさんの種類が出てるんで店頭でいろいろ見たり、また好きな漫画家さんがどういう場面でどういう風に使ってるか普段からよーく見ておこう。漫画家を目指すならただボーっと読むだけでなくテクニックを学ぶ視点でも読むべきだね。それではまったく役に立たない漫画教室はこれで終わり! 物足りない人はマンガ技法ムック本なんかがたくさん出てるからそっちを読んでね。(笑)
2011-09-19 06:46:03 +0000