猫とお昼寝



ぼくがそこに行くと縁側に黒い髪の青年が寝転がっていた。近寄ってすんすんと鼻を寄せてみる。彼は座布団を枕にスヤスヤと眠っていた。
ぎしぎしと板のきしむ音がし、振りむくと鈍い金色の髪をした男が立っていた。男はバリバリと頭を掻きながらしょうがねぇなぁとブツブツつぶやく。ぼくの身体を持ち上げると、ドスンとその場に座り込んだ。そしてぼくを自分の横の座布団に降ろし、ポンポンと身体を一撫でする。黒髪の青年の横にヨッと身体を横たえ、彼を抱えて目を閉じた。しばらくするとすうすうと寝息が聞こえ、ふたつの寝息が縁側にかすかに響く。さやさやと庭の木々がそよぐ音、ふたつぶんの寝息、背中越しのとくとくという心音。ぼくは暖かな背中に身体を寄せて目を閉じる。たまには、こんな日もいいかもしれない。 というわけでサクタンの日おめでとう■9/15:たくさんの評価・ぶくま、コメントありがとうございました///

#GIANTKILLING#サクタン#yaoi#堺良則#丹波聡#ジャイキリ100users入り#sleep

2011-09-13 15:08:58 +0000